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2006/10/09 05:13:14

@北谷球場

昨日の準決勝2試合の感想です。

このスレにもちょっと書きましたが、八重山商工は最終的には宮古のエース下地を打ち崩しましたが、勝因の第一は4回途中から當山を引き継いだ平安名の好投に尽きると思います。その下地に同点ホームランは打たれましたが、ほかは6奪三振で抑えました。8回表に悪い癖の四球が2つ出てピンチを作りましたが、最後のバッターに粘られながらも丁寧に投げて抑えました。先発した北部農林戦や前日の糸満戦とストライクが入らずにふがいないピッチングがあったので、この好投は自信になったでしょう。
一方、下地は初回に金城賢司に一発を浴びたものの、そのあと立ち直り、5回の自らの同点弾で5,6回はさらにピッチングも冴えてきたのですが、7回に簡単に長打2本で勝ち越された後、8回に船道・嘉数の1・2番コンビに連打されて、ホームランを打たれている金城賢司にストレートの四球をだして無死満塁にしてから、球が甘くなって連打を浴びてしまいました。7回は自分のバント処理の失敗（記録はヒット）でチャンスを広げられてからも力投して抑えたのですが、8回は緊張感が切れてしまいました。試合後は1人だけ涙してましたが、好投手だけにこの悔しさを糧に来春に生かして欲しいですね。
それにしても八商工打線は相変わらず絶好調ですね。金城賢司はすごい当たりを打ちまくってますし、浦崎善樹、洲鎌もいいところで仕事をしています。

一方、浦添商-本部では、とにかく伊波のピッチングが素晴らしかったです。伸びのあるストレートの後のカットボール、曲がりの大きい変化球などはほとんどファウルか空振り取ってたんじゃないかな？　それでも5回と6回に本部は四球やヒットでランナーを溜めて攻めつけましたが、後一本が出なかったです。
一方の本部のエース比嘉将も立ち上がりから丁寧に低めに投げて、4回に強烈な打球を足に受けて負傷しながらも、5回の1死1・3塁のピンチも併殺に取ったりと、強力な浦商打線を3回の守りのミス2つで取られた2点に何とか抑えてました。しかし6回にまたまずい守備で1点追加された後、7回にとうとう捕まってしまいました。
本部もこれまでの試合は堅い守備でエラーも少なかったはずですが、今日は痛いところで記録に残らないものも含めてミスが出てしまいました。

それにしても、八商工打線も浦商打線も、相手が好投手でも一旦火がつくと止まりませんね・・・決勝であたる両チームの打線は、結構似たもの同士という気がします。

八商工は伊波からはたぶん2〜3点は取れると思いますが、問題は八商工の投手陣がどれだけ浦商打線を抑えられるかですね・・・
今日は平安名がいいピッチングをしましたが、浦商打線は上下切れ目無くどこからでも点取れるので、今日のようにかなりいいピッチングをしないと抑えるのは難しいかもしれません。もしロースコアゲームに持ち込めれば、八商工に勝機が訪れるでしょうね。